事業概要

玄遠事業概要

・書道冊子「玄遠」の発行(月刊)
・玄遠社書展の開催 大阪市立天王寺美術館(毎年8月)
・著名講師を招いて、講演会などを開催
・毎日書道展をはじめ、多数の公募展に参加
・文化事業として、海外展にも積極的に取り組み、中国 韓国 アメリカ
 ヨーロッパ各地との政府、文化団体と交流し、書道の発展と普及に努めている

 

 

 

玄遠沿革

 筆友会から梅村社、そして玄遠社へ

 

 昭和26年、川﨑梅村先生が上阪し、高知で始めた筆遊会を筆友会と改め、大阪の同志、中川雨亭、水嶋鶴山(山耀)両先生や川﨑梅村先生と高知から上阪した岡田米峰、小島白洲、恩地春洋の三人、池田師範卒業の多田観山、竹端桐村、小伏竹村、山下皓映といっしょに書道研究団体を結成。関岡松籟先生、中西淀蘭先生のご協力を得て関西での活動を開始する。これが発展し、梅村社、玄遠社となって今日に至る。


 川﨑先生は、書一途、きびしい性格の先生で、ぐいぐいと私達を書の道に引き入れてくれた。昭和51年、梅村社解散というショックな事件もあったが、玄遠社を引き継ぎ、私達門人はその伝統をまもった。解散後も師白雲先生は、ますます書の研究に専念され、九成宮、孟法師を中心とする徹底臨書は私達に研究姿勢を示していただいた。玄遠社の会員が自主的、積極的に書に対しているのはこの師川﨑白雲先生のご指導によるものである。白雲先生が離阪、旅に出られた時、「解散してもよい、人数が少なくなってもよい」といわれたが、今日の発展を考えてもおられなかったのではないだろうか。「その色に咲け」と自主性を尊重された先生の教えに従って、運営した結果、関西でも注目される団体に成長した。感無量のものがある。願わくば、21世紀の旗手として大活躍できるよう願っている。